冬のグルメの風物詩、牡蠣。
船越(福岡県糸島市)に、牡蠣小屋ブームと共に成長したお店があった。糸島の牡蠣は、年々ホットな話題になっている。
牡蠣小屋を営業していない、5月~10月は漁に出ていると語る「仲西 元則(なかにし もとのり)」さんが勤務する、漁師直営店「かきハウス もっくん」を取材させていただきました。
もともと船越に牡蠣小屋は、3件しかありませんでした。2013年に一気に5件OPEN(カキハウスもっくん含む)し、牡蠣小屋も盛り上がりを見せ始めました。仲西幸寿さんが代表を務める、かきハウスもっくんは、現在OPENしてから5年目を迎えます(取材時2017年12月時点)
牡蠣小屋ブームと共にお店を立ち上げたが、オープン1、2年目は客足が少なく、ひどい状況だったそうです。
牡蠣は、船越産で1から育てている牡蠣を使用されているそう。船越の牡蠣は、他の地域の牡蠣と比べ、まろやかで食べやすくプリプリなのが特徴です。
更に、以下のような手書きのオリジナリティあふれる、絵と説明を各テーブルに置くことにより、それぞれの貝をベストな状態で食べることができるように配慮しているんだとか。
しっかりと身が詰まっていて、プリプリ!
口に入れた瞬間、思わず頬が緩みました。それを見ていた仲西さんは、すかさず「やっぱり、美味しいですよね!お客さんのこの驚きの顔を見るのが好きなんですよ(照)」と爽やかな表情で語ってくださりました。
ホントにプリプリで牡蠣の臭みもなく、風味が一気にひろがって何個でも食べられます。塩分が丁度よく、スムーズに噛むことのできる硬さでした。
紙の指示通りに焼いていきます。
グツグツしてきて、そろそろ食べごろ。口元まで運ぶと、醬油の香ばしい香りが、、、
サザエのコリコリ加減が絶妙です。最後に肝と残った醬油をいただくと、日本酒でグイっと合わせたい濃厚なコクのある味わいです。
ありがたいことに、仲西さんが自宅でおいしく食べられる調理方法をご紹介してくださりました。ご紹介いただいたのは、酒蒸し。
フライパンに蓋が閉まるくらいに並べる、牡蠣がつからない程度の酒と水を入れ(酒:1、水:1)蓋をして5~10分ほど蒸す。以上です。
実際に作って試食したところ、プリプリで、まるでお店で食べているかのような味を楽しむことができました!
牡蠣は、ずっと蒸されているので熱いです。その時、活躍するのが写真の鍋つかみです。
もちろん牡蠣小屋のように軍手でもいいですが、自宅ではちょっと、、、と思われる方もいらっしゃるかと思います。自宅では、どの家庭にもありそうなシリコンの鍋つかみは、自宅で牡蠣を食べる際の必須アイテムになりそうですね。
仲西さんは、笑顔が素敵で、とてもしゃべりやすい方でした。「カキハウスもっくん」のこだわりの牡蠣は、しっかりと味に反映されていました。
カキはもちろんおすすめですが、サイドメニューに力を入れているため、牡蠣が苦手な人にもおすすめです。
あんこうの唐揚げや内輪海老(長崎から直で仕入れている)の味噌汁(船越の牡蛎小屋で一番内輪海老の量をあつかっている)などなど、豊富なサイドメニューがあります。
是非一度、仲西さんイチ押しの牡蠣を召し上がられてみてはいかがでしょうか?
オススメですよ〜!