SUNSET LIVEも四半世紀を超え、ついに26回目を迎えることとなりました。
SUNSET LIVE主催、林憲治氏 と プロデューサー深町健二郎氏のお二人に、この25年間のSUNSET LIVEを振り返っていただき、特に印象に残った出来事やライブについてお聞きしました。
ーー:SUNSET LIVEが始まった経緯、をお聞かせください。
林憲治:自分は海が好きなので、海と共に生きる生き方、自然と共に生きる生き方を音楽を通して伝えたい!と思い、当時は周りに何もなく、音を出せる環境だったカフェサンセットの店舗でSUNSET LIVEを始めました。
ーー:深町さんはSUNSET LIVEにいつ頃から関わっておられるのでしょうか?
深町健二郎:当初からカフェサンセットのお店には、お客さんとして頻繁に遊びに行っていました。そこで林さんとも仲良くなり、1回目のSUNSET LIVEも遊びに行かせていただき、色々と手伝っていたら、自然と2回目から関わる流れになりました。
ーー:25年に渡りSUNSET LIVEを開催し続けて来られた中で、どのような点が変わっていきましたか?
深町健二郎:基本的に、毎年変わっているので、特にどこが変わったというのはないですね。常に変化し続けているのがSUNSET LIVEです!
ーー:それぞれ印象に残っている出来事をお聞かせください。
深町健二郎:カフェサンセットの店舗で最後に行った9回目(2001年)のライブです。東京スカパラダイスオーケストラが出演した回で、初めて救急車を呼んだということが印象に残っています。それまでは比較的ゆるいイメージでやっていましたが、この件をきっかけに「お客さんの規模も来るところまで来たな」と感じ、次の段階に向かうべきだなと>考えるきっかけになりました。
林憲治:その時はお客さんの圧もすごかったです。
前に潰れそうになった人がいたので、ステージ側から引っ張りあげ、当時看護師だったHome GrownのベースのTancoさんのお母さんにバックステージで看護してもらったというエピソードもありました。
林憲治:会場を芥屋に移した第10回目の一日目が台風の影響で中止になったことも印象に残っています。
深町健二郎:それまで雨が降ることがあっても、中止になることはなかったんですよね。さすがに台風の直撃で一日目だけが中止にまりましたが、逆に良かったこともあって、この中止という事態のおかげでみんながひとつになり、協力体制ができました。
前日出演予定のアーティストさんで、残れる人は残ってもらったり、二日目に出演予定のアーティストさんの枠を短くさせていただいたり、チケットを売る予定の人も一日ズラしてもらったりと、みんなが一つになれた気がしました。
林憲治:40分、50分の枠を1組20分とかにしてもらったり、出演者の方々も協力してくれて、急な事態にはなりましたが、その分とても濃厚な一日でしたね。今の時代だと考えられませんよね(笑)
ーー:たくさんあるとは思いますが、印象に残っているLIVEがお聞かせください。
深町健二郎:リコロドリゲスですね。二回来ていただいたのですが特に一回目。
前半はレジェンドの風格でゆるい感じにスタートするんですが、途中スイッチが入ったのか、後半になるにつれステージパフォーマンスのすごさが増して、迫って来るものを感じましたね。
林憲治:昔で言えば、ジョー山中、リコロドリゲスですかね。伝説的なLIVEだったかなと思います。
それからAJICOやこだま和文さん。他のフェスに出演予定だったAJICOさんが、フェスが台風で中止になったことで、急遽SUNSET LIVEにシークレットゲストで 出演くださることになったり、こだま和文さんが夜11時12時まで盛り上げてくれたり。
そんな旧会場でのLIVEは特に印象に残っています。
深町健二郎:いい時代でしたね。アーティストの皆さんは独自のゆるいスタイルのSUNSET LIVEの良さを感じとってくれて、「福岡のSUNSET LIVEはやばいよ。」と、近しい仲間に話してくれたり、そんな流れで段々とSUNSET LIVEが広がっていったように思います。
ーー:今年のSUNSET LIVE2018のコンセプトを教えてください。
林憲治:HOW TO LIVE(生きるとライブをかけています。)色々な楽しみ方があるけれども、あなたはどんな生き方をしていますか?どんな楽しみ方をしていますか?
という投げかけのメッセージです。
ーー:ズバリ、見所を教えてください。
深町健二郎:福岡は音楽どころで60年代、70年代以降ずっと音楽が生まれる街で、中でも象徴的だと言われるのが80年代の音楽シーン。「シーナ&ロケッツ」や「TH eROCKERS」、「THE MODS 」が福岡からデビューした時代です。
今年、七十歳の節目を迎えるシーナ&ロケッツの鮎川さん、還暦を迎えるTH eROCKERSの陣内さん、THE GANG BUSKERSというグループで活動をしているTHE MODS の森山さんの三者が同じ日に一堂が会することは、この40年くらい無かったことなので、今年のSUNSET LIVEでは、そのレジェンドたちの出演が個人的な見所です。
これは福岡だからこそ実現したことだと思います!
林憲治:土曜日のオープニングには見応えのある100人フラ、それから今回初の試みとなるスタンドアップパドルサーフィンのレース(WAIWAICUP)も今年は見所になると思います。なかなか見る機会もないと思うので、ぜひオープニングから足を運んでいただき、LIVE だけじゃない海の祭典SUNSET LIVEを楽しんでいただきたいと思います。
>> 【SUNSET LIVE2018】SUPの大会”WAIWAICUP”が9/1(土曜)に開催されます!
ーー:初出店のお店も多数あると思われますが、特にチェックしてほしいお店をお聞かせください。
林憲治:今年はあんみつ姫さんがカフェサンセットとプチコラボ的な感じで出店されます。カフェサンセットのブースはどうしても運営側にスタッフが回ってしまうので、あんみつ姫さんに協力していただき盛り上げたいと思います。
今年はPALMステージを少し賑やかにしたいなと考えていて、昔のカフェサンセットを彷彿とさせるような、二階に上がれる長屋風な建物を作る予定です。カフェサンセットのブースはそこになります。
ーー:お二方が個人的に楽しみにされているLIVEがあればお聞かせください。
深町健二郎:僕は先ほど話に出した「シーナ&ロケッツ」、「TH eROCKERS」、「THE GANG BUSKERS」は特に楽しみです。これからいくだろうというアーティストも毎回
林憲治:SANAVAGUN.、KID FRESINO、Attractions、King Gnu、Newspeak。それから地元福岡の向井太一くん、など若いアーティストのパフォーマンスは楽しみですね。
深町健二郎:でも、そもそも楽しみな方をお呼びしているのでみんな楽しみですけどね!
深町健二郎:SUNSET LIVEは、アーティストは誰かが出るというものを通り越えて楽しめる音楽フェスで、毎年進化し続けています。いかに老若男女が楽しめるポイントを提供できるかを考えているので、ぜひ足を運んでいただき、会場でしか味わえない雰囲気を体感していただきたいと思います。
空気がよく、街中のフェスに比べたら圧倒的に開放感もあります。そして自然の良さを再発見をする場になればと思います。
林憲治;会場で聴いたことのない音楽にも触れて欲しいし、たくさんの人が来るので人と出会ったりつながったり、そんな楽しみ方もして欲しいです。常に新しいことをSUNSET LIVEの会場で体験してもらえたらと思います。
\チケットは公式サイトより購入可能です!/
一緒に楽しみましょう!
※画像をクリックしてもサイトに飛ばない方はこちらへ
>> http://sunsetlive-info.com/2018/ticket/ticket.php#tab2
お二人への過去インタビュー記事はこちらです。合わせてお楽しみください。
>> 林 憲治 氏が語る、SUNSETの「今まで」と「これから」
林 憲治(はやしけんじ)
Sunset Live実行委員会/株式会社ALOHA PLAN/SUNSET 風土 COMPANY 合同会社
1961年、福岡県出身。20歳でサーフィンを始め、海をこよなく愛することから1990年に、福岡市西区の海岸沿いにBeach Café SUNSETをOPEN。1993年よりカフェでSunset Liveを毎年開催、2002年より糸島市(旧志摩町)にある芥屋海水浴場で開催し、野外フェスの走りとなった。そのほかにも、野北海岸(糸島市)にパン屋とレストランが一緒になった CURRENT、2011年には福岡市西区宮浦漁港に、鮨「空 -ku- 」を開店している。
■Beach Café SUNSET
https://www.beachcafesunset-1990.com/
■Bakery Restaurant CURRENT
https://www.bakeryrestaurantcurrent-2007.com/
■鮨 和食 空-kuu-
https://www.sushiandjapanesefoodku-2011.com/
■Sunset Live
http://www.sunsetlive-info.com/
深町健二郎(ふかまちけんじろう)
福岡市出身。イベントプロデューサー、ミュージシャン、タレント。
日本経済大学経営学部芸能ビジネスコース教授
福岡ミュージックマンス総合プロデューサー
1989年に始まったKBCのテレビ番組「ドォーモ」のコメンテーターを務めて以降、テレビやラジオ番組にも多数出演。
糸島市の芥屋海水浴場で行われるサンセットライブでもプロデューサーを務め、イベントを成功に導く。
誕生日:1961年12月22日
出身地:福岡県福岡市
オフィシャルブログ:深町健二郎のブログ