福岡 大名にあるライブハウスROOMSのオーナー斉藤大輔氏。
SUNSET LIVEではアーティスト担当責任者兼ステージ制作責任者として、各アーティスト事務所とのやり取りや、ライブ当日のタイムテーブル管理など、ライブを進行する中でとても重要なセクションに着かれておられる斉藤さんに、ご自身が代表を務めるROOMSや、SUNSET LIVEについてお話しを伺いました。
1971年10月23日生まれ、九州の山はほとんど登ったおっしゃるほど山登りがお好き(今はあまり行ってないそうです)な斉藤さん。
大学時代を東京で過ごし、大学ではいわゆる”ジャズ研”と呼ばれるサークルに。ちょうど、クラブの初期の頃でディスコからクラブへ変わりつつある時代で、50年、60年代の古いジャズを聴いたり演奏したりしつつ、当時出てきたアシッドジャズ(ロンドン発の踊れるジャズ)やクラブジャズにも触れる機会が。
ロックやポップスのようにメジャーではなかったが、仲間とジャズバンドを組み、大学を出たあと2〜3年、就職せずにバイトをしながら音楽活動をしていた時期もあったそうです。
ROOMSの入っているビルは、もともとお祖父様がサウナを経営されていたビル。
そのサウナをやめ、何か新しいことをはじめようというタイミングで、東京にいた斉藤さんと、テキサスの大学に行かれていた弟さんが福岡に戻ってくることに。
出典元:walkerplus様
東京から福岡に戻り、一年の準備期間を経て”cafe galleria”(現在は名前が変わってHabit)を弟さんと一緒にオープン。その後、同ビル三階にROOMSが誕生することに。
立ち上げ当初、ROOMSはライブハウスというよりは、飲食のパーティイベントなどが中心で、ライブハウスにするつもりは特に無く、cafe galleriaマルチスペースというサブタイトルで始まったそうです。
それが、段々と音楽イベントの割合が増え、重たい機材を階段で三階まで運ぶお客さまを見ていて忍びなくなり、マイナーチェンジを繰り返し、機材を少しずつ増やし、ステージを作り照明も増やし、、、といった流れに。
斉藤大輔:「10年ほど前に、飲食パーティーイベントあり音楽イベントありとどっちつかずの状態になっていたのを、一度どちらかに振ろうとなり、そこで音楽をメインにしようと決めたんです。」
こういった経緯で、今のライブハウスROOMSのかたちが。
ROOMSで演奏しているアーティストが多く出演していて、SUNSET LIVEが今の会場、芥屋海水浴場に移ったばかりの頃、アーティストと一緒に遊びに行ったのが始まりだったそうです。
林憲治氏とはROOMSのイベントで何度か会われていて、ある時、林さんから「制作、アーティスト担当としてサンセットライブに関わってくれないか。」とお話しがあったことがキッカケで、アーティスト担当責任者兼ステージ制作責任者としてSUNSET LIVEに深く関わることに。
斉藤大輔:「最初に内側を見させて頂いたときは、凄かったですよ!グチャグチャと言うか、、タイムテーブルもパンパンで、ステージ転換の時間もギリギリ。バンドが使用する機材リストがライブ当日に届いてない、、、などなど
その当時はほとんど cafe SUNSETの事務の方やcafe SUNSETのスタッフさんが、カフェの仕事をしながら、直接アーティストの事務所とやり取りしてましたからね。今でも各セクションそうだけど(笑)大変だったと思います。」
SUNSET LIVEに関わることになった当初を振り返って。
制作責任者になって一年目、朝会場に行くと、台風で制作本部のテントが飛んでいて、、、テーブルと椅子しか残っていなかったことがあったそうです。「一年目の洗礼を受けましたね〜。笑」と、野外LIVEならではのエピソードも。
斉藤大輔:自分はプロデューサー肌ではなく、ディレクター向きなので、当日 アーティスト、舞台監督、音響スタッフ、等みんながスムーズに仕事が出来る様に裏方としてしっかり準備することを心がけてます。
こう語る斉藤さん、アーティストが良いパフォーマンスが出来る様にしっかりと準備をし、不安材料があったらとにかく潰せるところは事前に潰しておく、この細かな気配りがSUNSET LIVEの成功に不可欠な要素のひとつなのかもしれません。
──斉藤さんから見るSUNSET LIVEの魅力はどういったところでしょうか
斉藤大輔:荒削りだけど、でもちゃんとしようとしているところ。全てがきっちりし過ぎると詰まらなくなってしまうし、サンセットライブは楽園。と言われることがあるけど。実はそうではなくてスタッフ、アーティスト、お客さんがみんなで楽園を創ろうとして向かっている。そこが魅力。
──今年のSUNSET LIVE、斉藤さんのおすすめアーティストを教えてください。
斉藤大輔:自分がJAZZから影響を受けているので、今年20周年を迎えるオーサカモノレール!それからWONKかな!
──SUNSET LIVEを楽しみにしているお客様にひと言お願いします。
斉藤大輔氏:裏方としてしっかり準備しておきます笑
ライブ 海 食事 雰囲気を楽しんでください!
取材:武蔵巧(SUNSET STYLE編集部)
編輯:福田基広(SUNSET STYLE編集長)
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